スペイン語留学、学校選びに迷ったら

スペインへ語学留学をしてみようと決めた後、次に決めなければならない重要な課題と言えば、『学校選び』でしょう。

何を決め手に学校選びをしたらよいのか?どの学校を選んだら間違いないのか?どうやって学校を探したらいいのか?などなど学校選びに色々な疑問点が浮かんでくると思います。

ここでは、スペイン語留学の学校選びに迷っている方の答えが見つかりますよう、学校選びの決め手になるポイントをいくつかご説明したいと思います。

学校選びの前に、まずは知っておきたいスペイン事情

実は、あまり知られていない、そして私も実際スペインに住む事になるまで知らなかった意外な事情がスペインにはあります。最終的には学校選びにも影響するこのスペイン事情をスペインへ行く前に知っておかれても損はないでしょう。

実は、スペインは、多言語国家なんです。

「えっ?!多言語国家?嘘でしょ」と、ビックリされた方って結構いらっしゃるのではないでしょうか?

一般的に私達がスペイン語と呼んでいる言語は、スペインでは『Castellano(カステジャーノ)』と呼ばれています。

スペイン国内どこでも通じる一般的な公用語は、Castellano(カステジャーノ)ですが、それ以外に実は、3つの異なる言語がスペイン国内には存在し、それぞれ方言ではなく公用語として認められた言語で、スペインはれっきとした多言語国家なんです。

Castellano(カステジャーノ)以外には、カタルーニャ州で話されるCatalán(カタラン)、ガリシア州で話されるGallego(ガジェゴ)、バスク州で話されるVasco(バスコ)の3言語があります。でもこの呼び方は、カステジャーノ読みで、それぞれの言語で言うとCatalán(カタラン)は Catalá(カタラ)、 Gallego(ガジェゴ) はGalego(ガレゴ) 、Vasco(バスコ)は Euskera(エウスケラ)と呼ばれています。

『何を言っているのかさっぱり?学校選びと何か関係があるの?』と思われるかもしれませんが、実は大ありなんです!!

これらの3言語以外にスペインには、バレンシア地方で話されるValenciano(バレンシアーノ)、バレアレス諸島で話されるMallorquín(マジョルキン)などの方言もあります。バレンシア―ノやマジョルキンは、スぺインの公用語とはみなされていない方言という区分になります。

方言という言い方だとちょっと発音が違う程度かな?と思いがちですが、スペイン語とは全く異なった言語でスペイン語を知っていたら理解できるかというと全く理解ができません。

10年以上スペインに住んでいると、スペイン各地の様々な事情が見えてきます。もう、最初に忠告してしまいますが、長年スペインで生活してきた私の個人的な意見としては、もし純粋なスペイン語、Castellano(カステジャーノ)を学びたいという方は、学校選びをされる際に、できればこれらの地域を避けられることをおすすめします。

とは言っても、Castellano(カステジャーノ)いわゆるスペイン語は、スペイン国内どこへ行っても必ず通じる言語です。『だったら、どこでスペイン語を学んでもいいんじゃないの?』と思われる方もいらっしゃるでしょう。

では、なぜ私がおすすめしないのかという理由をいくつかお話させていただきたいと思います。

まずは、カタルーニャ地方、ガリシア地方、バスク地方に地元として住む住民は、常日頃、通常の会話の中で彼らの言語を使っていることが多いからです。

これらの地域を旅してみた時、スペイン語ではない別の言語が聞こえてくることがあります。もちろん彼らの言語は、彼らのコミュニティーの中だけで使われている言語で、彼らの言語が分からない他のスペイン人がいたりすると大体の場合、スペイン語に切り替えて会話をすすめてくれますが、彼ら同士の場合は、彼らの言語で会話をしています。

ガリシア地方、バスク地方では特にその土地以外の人と会話をする時は、礼儀としてスペイン語にすぐ切り替えて会話をしてくれるのでガリシア語やバスク語が理解できなくても日常生活に困ることはないでしょう。

ただ、今現在独立運動が激化しているカタルーニャ州は、少し状況が複雑です。独立意識が強いカタルーニャ人は、カタルーニャ州全体の40%を占めると言われています。

カタルーニャ州では、カタルーニャ語を使用する人も多く、中には家でも家族との会話は、カタルーニャ語のみでスペイン語が理解できず話せない、カタルーニャ語しか話せない子供もいたりします。カタルーニャ語でしか教育を行わない学校も存在します。

また彼らは、カタルーニャ語が理解できない人が会話のグループの中にいても、お構いなしにカタルーニャ語で会話をし続ける傾向もあります。

彼らの独立意識の強さからそういった行動をとるのか、カタルーニャ語しか話せないからもしくは、カタルーニャ語で話す方が彼らにとっては普通だからそういった行動をとるのか分かりませんが、とにかくカタルーニャ地方で生活をする場合、最終的にはカタルーニャ語を理解でき、話せるようにならなければ生活に支障も出てきます。

例えば、これらの地域で外国人向けの語学学校や大学の語学コースに通い、スペイン語を習得し、その後それらの地域で仕事を見つけ、働きたいとします。職種にもよりますが、ちゃんとした会社員として就職を望んでいる場合、その時必要になってくるのは、スペイン語ではなくカタルーニャ語やバスク語だったりします。

ガリシア州では、求人の条件でガリシア語が必須というケースはあまり聞いた事がありませんが、特にバスク州、カタルーニャ州では就職の条件としてバスク語やカタルーニャ語が必須というのはよくあるケースです。

もう一つの例として、私がバヤドリッドという町でスペイン語を学んでいた時の話です。

同じ語学コースに通っていた私の友人は、バヤドリッド大学の語学コースで1年間スペイン語を学んだ後、スペイン語をもっと学びたいということでバルセロナの語学学校に転校していきました。その後、彼女とばったり会い話を聞くと、バルセロナでの留学生活に後悔しているようだったので、なぜだか聞いてみました。

彼女曰く、バルセロナでは、日常会話にカタルーニャ語を話している人がほとんどで、スペイン語を学びたいと思ってバルセロナへ行ったものの周りから聞こえてくる言語は、スペイン語ではなくカタルーニャ語ばかりで理解できない、また会話に入れないということで孤独感も味わっているようでした。

バルセロナでスペイン語留学というと、なんだか聞こえもいいですし、憧れる方も多いと思います。でも、そういったスペイン事情を理解せず、憧れだけで学校選びをしてしまうのは危険です。

カタルーニャ語に関する、私の個人的な体験談をもう一つお話したいと思います。

私は過去に、バルセロナ出身、マヨルカ島出身、フランス人の女性が集まる、あるお茶会に誘われたことがあります。それも、私と親睦を深めるという目的で開かれたお茶会で断ることもできず参加しました。

ですが、そのお茶会に行きスペイン語で挨拶を交わした後、彼女たちの会話が盛り上がり始め、私は少しすると全く会話についていけず、そのグループの中で孤立し始めました。

私は最初、自分のスペイン語の理解力が足りないのかと思ったのですが、そうではなく、よく聞いてみると彼女たちが話していたのは、スペイン語ではなくカタルーニャ語だったんです。

最初のうちは、カタルーニャ語が理解できない私の為に会話の部分部分をスペイン語に変えて説明してくれたものの、彼女たちの会話が盛り上がるにつれて、いちいちカタルーニャ語の分からない私にスペイン語で説明するのが面倒になってしまったのか、彼女たちで盛り上がり始め、ほぼ最初から最後まで何の話をしているのか全く理解できず、その楽しそうなお茶会の中で、私は一人孤立してしまいました。

カタルーニャ語を話す人たちが、カタルーニャ語を優先し、理解できない人のことまで気を配れる人が少ないという話は、通常スペイン語を話すカタルーニャ地方以外に住むスペイン人からよく聞いていた事ではあったので、そういった事情を知っていたとはいえ、そういった目に実際遭ってみて、『なるほど、こういうことか・・・』と、悔しい思いはしたものの、かなり納得してしまいました。

そして、それを機に彼女たちが計画する何かのイベントに誘われても、お断りするようになったのは言うまでもありません。

バルセロナ出身の人は、普段からカタルーニャ語で話すのが普通のようで、マヨルカ島出身の人は、カタルーニャ語は話さないものの、マヨルカ島で話される方言のMallorquín(マジョルキン)は、カタルーニャ語から派生した方言のようでカタルーニャ語とよく似ているということで、彼女はマジョルキンで会話をしていました。そして、フランス人は、カタルーニャ語がフランス語と似た部分もあるようで、バルセロナに住んでいるそのフランス人は問題なく彼女たちと会話を楽しんでいました。

でも、彼女たちはスペイン語が話せないからカタルーニャ語で話していたわけではありません。彼女たちは全員スペイン語も理解できて話せる人達でした。ただ、普段使っている言語がカタルーニャ語の為、彼女たちにとっては、カタルーニャ語で話すのが普通で、カタルーニャ語で話す方が自然だったのでしょう。

カタルーニャ地方で生活する方は、私や私の友人のような経験を一度は必ずすることになると思います。

ここで、誤解していただきたくないのは、スペイン語留学を考えた時、カタルーニャ地方、バスク地方、ガリシア地方にある学校を選ぶのは避けるべきで、絶対にそれ以外の土地で学校選びをすることをおすすめしているわけではないという事です。

こちらの記事⇒『スペイン語留学の目的は?』でもお話しましたが、皆さんそれぞれになぜスペイン語留学をするのか目的があるはずなんです。

上記のような、スペイン事情を理解したうえで、自分の目的に合わせて学校選びをしていただければ、何の問題もないと思います。

例えば、バルセロナで語学留学の後、建築関係の学科や専門学校などの学校へ行く予定があるとか、バスク地方で語学留学の後、料理学校へ行く予定、もしくはレストランで料理人として働く予定があるとか、語学留学の後、お付き合いのあるカタルーニャ地方又はバスク地方、ガリシア地方出身のお相手とご結婚の予定があるなど、皆さんそれぞれに語学学校でスペイン語をマスターする以外の理由や目的をお持ちの方もいらっしゃると思うんです。

そういった方は、やはりスペインで生活するのに必要なスペイン語を習得することはもちろん、それぞれの目的に合わせて選んだ土地で、その土地の習慣や言語などを知ることも必要になってくるのではと思います。

スペイン語の方言や訛りについても知っておこう!!

純粋で訛りのない綺麗なCastellano(カステジャーノ)が話されている地域は、Castilla y Leon(カスティーヤ・イ・レオン州)だと言われています。

言われているだけでなく、実際その通りで、カスティーヤ・イ・レオン州内にある10県では、誰もが綺麗で正しいスペイン語を話し、聞きやすいのが特徴です。

スペイン語がCastellano(カステジャーノ)と言われる理由は、ここからきています。Castellano(カステジャーノ)はCastilla  (カスティーヤ)の言葉という意味なんです。

少しだけ歴史の話になってしまいますが、現在は、ポルトガルを除くイベリア半島の全てがスペインという一つの国ですが、かつてはイベリア半島内にはいくつかの国が存在していて、それぞれの国に国王が存在していました。

アラゴン王国のフェルナンド王子とカスティーヤ王国のイザベル女王の政略結婚によって領土が拡大し、またその両王の時代に成功を収めたレコンキスタにより、イスラム教徒によって支配されていたアンダルシア地方を中心とした南部の土地まで領土を回復します。

イベリア半島の大半は、最終的にはカスティーヤとアラゴンの領土となり、スペインという一つの国が形成され始めました。

その頃イベリア半島で強い政治的勢力を誇っていたのは、政略結婚によって政治的に結ばれたカスティーヤ王国とアラゴン王国でした。必然的に重要な言語となるのはカスティーヤ王国で話されていたカステジャーノになるというわけです。

それでは、スペイン国内できつい訛りがある地域は、どの地域かというとアンダルシア地方です。アンダルシア地方内でも各県でそれぞれの訛りがあり、大きな特徴としては、Sを発音しません。また、文法的に間違ったスペイン語を話している人もいます。早口で独特の訛りで話されるスペイン語は、とても聞きづらく、アンダルシア訛りのスペイン語に慣れていない人が聞くと何を言っているのか分からないこともあります。

アンダルシア地方に住む人々は、そのアンダルシア訛りのスペイン語を話すことに愛着感があるようですが、実は、アンダルシア地方以外の地域に住むスペイン人からは、アンダルシア訛りは笑いものにされる傾向があります。

私は、正しい綺麗なスペイン語が話されているカスティーヤ・イ・レオン州内の州都があるバヤドリッド県でスペイン語を学びました。それまで綺麗なスペイン語しか耳にしてこなかった私にとって、アンダルシア地方に住むことになった時、確かにアンダルシア訛りのスペイン語にはかなりのカルチャーショックを受けました。

大きく口を開けて発音する傾向があり、Sを発音しなかったりするのでだらしなく聞こえがちで、また文法的に間違ったスペイン語を話す人もいたりと、アンダルシア訛りを笑いものにしたり馬鹿にしたりする傾向がスペイン人同士の中でもあります。

次に方言とされている、バレアレス諸島で話されるMallorquín(マジョルキン)やバレンシア州で話されるValenciano(バレンシアーノ)は、カタルーニャ語によく似ていて、スペイン語を知っているからと言って理解できる方言ではありません。

ですが、これらの地域ではその方言を知らなくてもスペイン語が通じますので生活にも問題が生じることはないでしょう。

ただ、これも地域的に違いがあるようです。大きな都市部ではあまりない傾向のようですが、小さな村や町では、スペイン語よりもそれぞれの方言を通常の会話に使用する傾向があるようで、地域によってはその方言を知らないと会話に入れず、孤立状態になることもあるようです。

カタルーニャ州とは異なり、バレンシア州ではバレンシア出身でもバレンシア―ノを話せない人も中にはいるようです。そうかと思うとバレンシア―ノしか話さない人もいるようで状況は、地域によって様々のようです。

アリカンテ出身の友人の大学時代の話を聞いた事があります。彼女は通常スペイン語を話し、バレンシア―ノは理解ができても話せなかったそうです。

彼女には、大学時代にバレンシア―ノしか話さないクラスメイトがいたそうです。そのクラスメイトは、彼女がバレンシア―ノが話せないということを知っていても常にバレンシア―ノで話し続け、学生時代嫌な思いをした事があるという話を聞いた事があります。

都市部ではそういった傾向は少ないようですが、小さな町や村では方言に対する特別意識が高いのか、小さな町や村、またその出身者には、そういった傾向があると彼女は話して言いました。

色々と複雑な地域もありますが、純粋に正しい綺麗なスペイン語を学びたいという方には、やはりカスティーヤ・イ・レオン州内でスペイン語を勉強するのが一番良いと思います。

『学校選びの前に、まずは知っておきたいスペイン事情』でもお話しましたが、目的によって学校選びをするならば、訛りがあってもアンダルシア地方の学校へ行かれても良いでしょうし、方言が話されていてもバレンシア地方の学校へいかれても良いと思います。

アンダルシア地方へ語学留学する方には、語学留学の後フラメンコ留学する方も多くいらっしゃると思います。フラメンコ留学には、スペイン語を理解することも必要ですが、アンダルシア訛りのスペイン語を理解すること、アンダルシア地方の文化を知ることも大切になってくると思います。

アンダルシア地方では、間違いのない綺麗なスペイン語を流暢に話すよりも、アンダルシア訛りのスペイン語を話す方が受け入れられることもあります。

最終的には、皆さんの目的に合わせてベストな学校選びをしていただきたいな~と思います。

語学学校?それとも大学の語学コース?どっちで学ぶべき?

スペイン語を学ぶ場所として、語学学校でも大学の語学コースでもどちらでもOKだと私は思っています。

どちらが良くて、どちらが悪いというのは、無いということをまずは最初に言っておきたいと思います。留学できる期間や時期、留学の目的に合わせて決めるのがやはりベストでしょう。

『スペイン語留学に行く時期と期間を決めよう!』のところでも語学学校と大学の語学コースについて触れていますので、そちらもご参考にしていただきたいと思います。

私がスペイン留学をした時は、1年目は大学の語学コース(1年間の長期コース)へ通い、その後2年目には語学学校へ8ヵ月程の長期留学をしました。

私の体験談から大学の語学コースと語学学校の一般的な特徴についてお話したいと思います。大学や語学学校によってコース内容や特色は異なると思いますが、大学の語学コースと語学学校の違いを知る為の参考になればと思います。

大学の語学コースについて

●夏期期間(7月、8月)は1週間単位、1ヶ月単位の短期コースがある

●9月から長期コースがスタートします。長期コースといっても、基本的にはいつでも入学が可能で、長期コース内でも1週間単位や1ヶ月単位での入学も可能

●9月からの長期コースでは3か月ごとに学期が分かれていて、各学期ごとに期末テストがある。

●期末テストの結果によって、成績が出る。

●長期コースに1年間通った生徒は、卒業証書(成績が記載される)が発行され、卒業式や卒業パーティーが行われます。

●文法や会話などの語学についての授業だけでなく、スペイン文学、歴史、地理、文化、社会などのアカデミックな授業もある。

●文法はかなりしっかり基礎から教える。

●語学コース主催の遠足が学期ごとに実施されます。夏期コースでも遠足が実施されます。

●語学学校と比べると学費が安い

●スペイン人の大学生とお友達になれるチャンスもある。

大学によって多少の違いがあるとは思いますが、印象としては、大学の語学コースはカリキュラムがかなりしっかりしています。文法も基礎からかなりしっかりと教えてくれます。

スペイン語能力を身につけたい、とにかく早くスペイン語を話せるようになりたいと気が焦ってしまう気持ちも分かりますが、言語の基本はやはり文法なんだと後になって思い知らされます。

生まれつき耳にして自然と身についた母国語とは異なり、後から学ぶ外国語はやはり文法もしっかり学ぶ必要があると私は思います。

シャワーを浴びるように日常的にスペイン語を浴びてスペイン語の音に耳を慣らせることも重要ですが、留学時にどれだけ文法をしっかり学んだかで後々スペイン語能力に差が出るのは明らかです。

また学期末には、各科目ごとにテストが行われるのもモチベーションをキープするのにちょうど良いです。社会人から留学生になった私には、テスト勉強なんて久々過ぎてかなり大変でしたが、何かについて一生懸命勉強するという体験も学生時代以来でなかなか楽しいものでした。

というわけで、1年間みっちりと一からスペイン語を学びたいという方には、大学の語学コースは内容に無駄がなく、かなり充実しているという点でお勧めです。

また、文法や会話といった語学に関する授業だけではなく、スペインの文化や歴史などのアカデミックな授業が受けられるのも大学の語学コースの利点ともいえます。

そして学費の面でも1年間語学学校に通うよりも1年間大学の語学コースに通う方が割安です。

語学学校について

●年間を通じていつでも入学ができ、期間も1週間単位から数ヶ月、1年と好きな期間で学べる

●1週間~数ヶ月単位の短期留学をする人が多い為、いつ入学しても授業になじめるように授業内容が工夫されていることが多い。

●文法も学べるが、ゲームを用いた授業などで楽しく会話をしながらスペイン語を学ぶといった工夫がされていることが多い。

●基本的には1クラス数人の少人数制でかなりアットホームな雰囲気がある。またそういったアットホームで自由な雰囲気を売りにしている語学学校が多い。

●生徒の人数も少ない為、先生と生徒の距離が近く親身に接してもらえることが多く、授業後に先生とお茶したりバルへ出かけたりする機会があることもある。

●生徒数が増える夏季期間には遠足が企画される。

●プライベートレッスンの受け入れをしていることもある。

●大学の語学コースと比べると学費は高め

長期ではなく数週間から数ヶ月の短期留学を目的とする方には、やはり語学学校がお勧めです。

語学学校は大学と異なり小規模な為、いつ入学しても、短期間でも学校に馴染みやすい雰囲気があり、アットホームな雰囲気を売りにしている語学学校が多い為、楽しく充実した留学生活を送れる可能性が高いからです。

逆に長期留学で語学学校を選んだ場合はどうなのか?スペイン語を一からしっかりと勉強したいという方には物足りなさが出てくるかもしれません。

語学学校でも文法の授業はありますが、文法の時間をしっかりというというよりも、その日その日の授業のテーマに合わせて、文法箇所も説明するといった感じで、会話が中心の授業だったり、ゲームをしながら学ぶといった授業内容が多いからです。

私の時もそうでしたが、長期で語学学校に通っているとテストがあるワケでもなく、ただ毎日楽しく学ぶ、その自由な雰囲気にだんだんとモチベーションが下がってくる傾向があります。

その為、最終的にはスペイン語の検定試験DELEの対策コースに入りました。試験を受けたいという希望者が他にもいるとDELE対策コースを試験日に合わせて設定してくれたりしますので、長期の語学学校滞在に少し飽きてきたら試験対策の勉強に取り掛かるのもよいと思います。

DELE対策コースは常にあるワケではなく、希望者人数によって設定する学校が多い為、希望がある場合は語学学校に相談してみると良いでしょう。

スペイン留学の目的優先で学校を決める

スペイン留学の目的優先とは?スペイン語留学以外の目的で学校選びをするということです。

『スペイン語留学の目的は?』でも触れましたが、なぜスペイン語を学びたいのか?皆さんそれぞれ目的が異なると思うんです。

ですから、学ぶ学校を決める前にスペイン語留学の本当の目的に合わせて留学する場所を決めても良いのではと思います。

例えば、スペイン語をマスターしたあとアンダルシア地方でフラメンコ留学を考えている方なら、最初からアンダルシア地方で語学学校を探してみるのはどうでしょうか?

または、スペイン料理を学びたい、バルやレストランで働きたいという目的のある方なら、美食で有名なバスク地方やガリシア地方でスペイングルメを楽しみながらその地方の語学学校に通うのはとても充実した留学生活になると思います。

大学を休学しスペイン語力を伸ばすため1年間語学留学する学生さんも多くいらっしゃると思います。とにかく綺麗で正しいスペイン語を学びたいならやはり、カスティーヤ・イ・レオン州内で学校選びをされた方が良いでしょう。

スペインが大好きでスペイン留学中にとにかくスペイン全土を旅したいという方だっていらっしゃると思います。スペインのどこへ行くにも便利な首都のマドリードに滞在しながらスペイン全国制覇してみるのも良いと思います。

と、いうわけでスペイン事情やスペイン語の方言、語学学校の特徴なども考慮しつつ自分の目的に合った場所で学校選びができると良いですね。

学校の探し方

すでに私達の生活の一部になっていて、私たちの生活から切っても切り離せないインターネットが存在する現代では、学校探しはいたって簡単でしょう。

私がここで紹介する必要もないかもしれませんが、私が留学準備をするにあたって参考にしたものや私が取った手順などをご紹介してみたいと思います。ご自身で留学準備をしてみようと考えていらっしゃる方のご参考になればと思います。

留学・海外留学なら地球の歩き方「成功する留学」

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私の場合は、アイルランド留学でもスペイン留学でも同じ方法でしたが、まずは上記の留学に関するガイドブックを購入しました。

その後、ガイドブックの中から自分の行ってみたい語学学校をいくつかピックアップします。

そして、学校の入学手続きに関する書類や学校のパンフレットなどの資料請求を各学校にします。

今であれば、どの語学学校も公式サイトがあると思いますので、そちらにメールで資料請求をしてみましょう。

すると入学に関する書類や申込書、その年の詳しいコース内容や学費が記載された案内書、学校のパンフレットなどが郵送で届きます。

私が留学準備をしていた頃は郵送でしたが、もしかすると現在では、各学校の公式サイトから申し込みをしたり、詳しいコース内容や学費なども全てメールでのやり取りが可能なのではと思います。

ここで、「え?まだ直接やり取りするほどスペイン語が分からないんだけど~」と思われる方もいらっしゃると思います。

私の時もそうでしたが、語学学校の窓口とは英語でやり取りをしました。アイルランド留学準備の時は、つたない中学校レベルの英語力で、スペイン留学準備の時は、アイルランド留学の時よりは少しはましになった英語力でしたが、全て英語でやり取りをしました。

留学準備を全て自分でやってみたいと思っている方にとっては、学校選びと学校とのコンタクトは留学準備の最初のステップになります。

世界各国の留学生を相手にしている語学学校では、通常英語でのやり取りが可能です。なんとか自力で留学準備を進めたいと思っていらっしゃる方は、ここでなんとか英語で語学学校との最初のコンタクトを取ってみましょう!

この最初のステップで留学斡旋業者を通して全てのやり取りを代行してもらうという方法もあります。

その場合は、留学斡旋業者に対していくらかの手数料をお支払いし、学校選びから学校とのコンタクトなどもすべて代行してもらうことができます。

また、留学斡旋業者によっては留学生を紹介する学校から紹介手数料が入る為、留学生に対し手数料を請求することなく学校とのコンタクトを代行してくれる斡旋業者も中にはあります。

便利さや安心感を得るという意味では、留学斡旋業者を最初から通して留学準備をする方法も悪くはないのではと思います。

また、留学斡旋業者を通した場合、どこまでのケアをしてもらえるのかというのは、事前に確認しておかれた方がよいでしょう。

留学準備だけなのか?それとも留学後のフォローもあるのか?現地で学校やホームステイ先とトラブルがあった時のフォローもあるのか?などなど。

留学斡旋業者側がどこまでフォローしてくれるのか内容にもよりますが、特に社会経験のない学生さんを海外へ留学させる親御さんの立場からしたら、留学斡旋業者を通した方が安心感が得られるというのは気持ちの面で大きな支えになるのではと思います。

 

これからスペイン語留学を考えていらっしゃる方、迷っていらっしゃる方にとってお役に立つような情報がお伝えできていればうれしいです。

どうか充実した楽しいスペイン留学になりますように!!

よい学校選びができると良いですね!!