どれくらいかかる?気になる1年間のスペイン留学費用

とりあえず、スペインに留学してみようと思いついたものの、1年間スペインに長期留学をした場合、いったいいくらかかるのか?だいたいの留学費用って一番気になるところですよね。

自費留学するにしても、奨学金を利用したり、大学の交換留学制度を利用するにしても、1年間スペインに住むとなると、スペインでの生活費なんかも一番知りたいところではないでしょうか?

これから留学する方の参考になるように、現在スペインで暮らしてみた場合かかる生活費の相場や語学学校の学費なんかを調べてみました。

行かれる学校や、住む地域などによって物価も大きく異なりますので、ここではスタンダードな暮らしをした場合、大体これくらいの費用は最低かかるのではないかという目安になればよいなと思います。

1年間の学費

語学学校に1年間通う場合と大学の語学コースに1年間通う場合では、学費も大きく異なります。

ここでは、純粋なスペイン語を学ぶ目的で留学する場合、カスティーヤ・イ・レオン州を選ばれる方が一番多いのでは?と想定し、スペイン最古のサラマンカ大学があり、またスペイン語を学べる語学学校も多い、サラマンカの町で大学の語学コースに1年間通った場合とサラマンカ市内の語学学校に通った場合の費用を調べてみました。

学費は、語学学校によって料金設定がかなり異なります。7月8月の夏季は、夏期集中コースを設けている学校も多く料金設定が他の月よりも高めの設定になっていることが多いです。

また語学学校は、学校によって少人数制を売りにした学校や試験対策コースを売りにした学校などもあり、料金設定が高めだったりします。

また、学校によって料金設定も1週間単位から1ヶ月単位、3ヵ月単位、春期コース、夏期コース、などと様々です。

学費は、年々値上がりする学校が多い為、行く時期や学校が大体決まったら、その学校の公式サイトなどで詳しい学費の内容を確認してみましょう。

●サラマンカ大学の語学コースに4月~12月まで通った場合:5,415€ (2021年の料金)

●サラマンカ市内の某語学学校に4月~12月まで通った場合:4,500€~(2020年の料金)

今回ここで、参考にしてみたサラマンカ大学の外国人向けスペイン語コースの公式サイトはこちらを参考にしてみました。

4月~12月まで通うとこれくらいの学費はかかりそうですが、組み合わせるコースやコースのスタート時期、学費の高い夏期を避けるかどうかによって1年間にかかる費用は異なってくるでしょう。

行きたい学校が見つかったら、自分の都合に合ったスタート時期やコース内容で学費を割りだしてみるのが良いでしょうね。

『学校選び』に迷った時は、こちらの記事もご覧ください。⇒【語学学校?それとも大学の語学コース?どっちで学ぶべき?】

家賃

語学留学の場合、ホームステイ、学生寮、アパートメントのルームシェアの3つのパターンが一般的でしょう。こちらも語学学校が設定している料金(2021年)を参考にしてみました。

ホームステイ 

1人部屋3食付:24€前後/1day  /  2人部屋3食付:22€前後/1day

斡旋する学校によっては、料金の中に洗濯代が含まれている場合とそうでない場合、洗濯希望の場合は、別途ステイ先に直接支払いが必要だったりするようです。また1人部屋2食付/2人部屋2食付の料金設定を設けている学校もあるようですので、確認してみると良いでしょう。

学生寮 

・1人部屋食事無:22€前後/1day / 2人部屋食事無:19€前後/1day

・1人部屋3食付:25~33€前後/1day / 2人部屋3食付き:24~30€前後/1day

学生寮によっては、料金に洗濯代が含まれている場合とうそうでない場合があるようです。このあたりも学校側で学生寮を斡旋してもらう場合は、確認した方がよさそうですね。

ランドリーサービスの有無は寮によって異なるようです。また1人部屋2食付/2人部屋2食付の料金設定を設けている寮もあるようですのでこちらも同じく確認してみると良いでしょう。

アパートメント 

1人部屋:230€前後/2週間 / 2人部屋:180€前後/2週間

・1人部屋:300€前後/3週間 / 2人部屋:240€前後/3週間

・1人部屋:360€前後/4週間 / 2人部屋:280€前後/4週間

語学学校によってはキッチン付きのアパートメントを斡旋してくれる場合もあります。他人と一緒に住むホームステイや学生寮はちょっと苦手。でも、自力でピソ(アパートメント)を探すのもちょっと大変だしという方は、学校斡旋のアパートメントなら安心ですし、また自由な自炊生活は気楽ですよね。

アパートメント利用を希望の場合は、光熱費も含まれているのか、清掃代も含まれているのかなども確認してみましょう。

ピソ 

3 or 4部屋のアパートメントを3~4人でルームシェアした場合:一人170€前後~250€前後/1ヶ月

スペインでは、3,4部屋あるアパートメントをピソと呼びます。学生の町サラマンカでは、学生向けの貸物件が多く部屋探しは、意外と簡単でしょう。上記の料金は、サラマンカ市内の実際の賃貸物件の現在の相場を参考にしてみました。(2020年5月現在)

ピソの場合、通常は家賃だけで水道代・光熱費は別です。水道代や光熱費もルームメイトとシェアする必要があり、大体は割り勘で払うのが一般的です。

マドリードやバルセロナなどの大都市は、物価も他の地域と比べるとかなり高く、上記の賃貸料ではまずピソを借りることはできないでしょう。その他の地域の賃貸料は、下記のサイトで検索してみて下さい。

スペインの賃貸物件検索サイトをご紹介します。⇒Fotocasa

※ルームシェア用の物件を探したい時は、検索時にcompartirを選ぶと見付けやすいですよ。

『留学時の滞在方法は、どうしたらよいのか?』初めての留学の場合は、特に悩むところですよね?勉強も重要ですが、留学中のステイ先は、スペインでの生活基盤となる場所なので快適な留学生活を楽しむためにもステイ先選びは重要です。

ステイ先選びに迷ったらこちらの記事もご参考に!⇒【スペイン語留学での滞在方法は?】

水道代・光熱費

●水道代:一人分の目安 約7€~8€前後/1ヶ月

水道代は住む地域により料金が異なります。スペインで水道代が一番高い地域は、カタルーニャ州、ムルシア州と言われています。

上記の料金は、サラマンカ市に住む3人~4人家族の1ヶ月分の平均的な水道代を元に割り出してみました。サラマンカ市の水道代は、カスティーヤ・イ・レオン州内では高い方です。

ピソを3,4人でシェアして住む場合、水道代は割り勘でそれぞれに払う方法を取るのが一般的でしょう。その時、おそらく一人分の水道代として請求される金額の目安になると思います。

水道代を払う際に気を付けたいのが、水を明らかに多く使っている人がルームメイト内にいるのに水道代を割り勘にすることです。

ここで言う、水を明らかに多く使う人種というのは、大体決まって日本人です。

毎日お湯に浸かる習慣のある日本人にとって、日本の習慣がまだ抜けない留学生活スタート期は、毎日シャワーのみの生活は、けっこう辛いものがあります。

かといって、何人かでルームシェアをする場合、バスルームを1時間近くも占領したり、バスタブにお湯を溜めて入浴を楽しんだりするのは、水道代も跳ね上がるためルームメイトにもかなりの迷惑がかかります。

ルームシェアは、楽しいこともありますが、ルームメイトとうまくやっていくためにもお互いに譲り合いも必要になってきます。とは言ってもそれまで普通にしていた習慣は、なかなかすぐには変えられませんよね。

やはりシャワーだけでは我慢できないという場合は、たまにお湯に浸かりたいから水道代を皆より少し多めに払うことでルームメイトから同意をもらうなどしてみるのも一つの方法です。

お湯に浸かる習慣のない欧米人にとっては、毎日わざわざバスタブにお湯を溜めて入浴する私達日本人の習慣を理解できない人も多く、ルームメイトやホストファミリーには断りをいれ、同意をもらうのがやはり賢明です。

また、同意を得る際、水道代を気にされるパターンが多く、迷惑がられるだけならばよいですが、それが原因でルームメイトやホストファミリーとの間にわだかまりができ、関係がぎくしゃくしてしまうことさえあります。

そんなことで関係まで悪くなるの?と思われるかもしれませんが、決して大げさには言っていません。特に水不足になりがちなスペイン南部の地域では水道代も高い為、お湯に浸かりたい場合は、やはり水道代を負担することも念頭に入れて相談することで、ルームメイトやホストファミリーとよい関係が保てることにつながります。

●光熱費(電気又はガス)

留学する地域がサラマンカのようにスペイン国内でも冬が長くまた冬場はかなり寒い地域は、暖房を使う期間が長く、光熱費は高めです。サラマンカ県のあるカステイィーヤ・イ・レオン州は、冬が長く夏が短いのが特徴です。

これらの地域は、逆に夏場は暑くないため冷房が完備されていない家も多く、夏もそれほど暑くないためクーラーなども必要なかったりします。

でも留学先にアンダルシア地方などのスペイン南部の地域や地中海側の町を選ぶ方も多く、それらの地域では、カスティーヤ・イ・レオン州とは異なり寒い時期が短い、もしくは冬でも寒くない土地も多く、家に暖房が完備されていない家が多くあります。

またこれらの地域は、暑い時期が長く、冷房は完備されていたりします。それらの地域では、夏場は冷房を使う為、夏場の電気代がかさむこともあります。

スペインでは、ガスが通っている家とオール電化という家もあります。基本的に寒い地域ではガスが通っているのが普通です。その場合、ガス代と電気代と請求書が分かれている家、もしくはガス会社からガス代・電気代もまとめて請求される契約をしている家などその家のオーナーにより様々です。

暖房完備の家の場合、電気でそれをまかなうとするとかなり高額になる為、寒い地域では家の暖房システムや湯沸かし器、キッチンにガスが使用されているのが一般的です。

アンダルシア地方など温かい地域では、暖房に光熱費がかかることが比較的少ない為、オール電化のピソも多く、ガス代は無く電気代のみという家もありますが、一般的に電気よりガスの方が安い為、光熱費節約のためアンダルシア地方でもガスを引いている家もあります。

ここでは、水道代に同じく3人~4人家族の1ヶ月分のガス代や電気代をまとめて光熱費とした目安の金額をもとに一人分の光熱費を地域ごとに算出してみました。

・寒い地域の場合:冬場の一人分の光熱費 約75€前後/1ヶ月 夏場の一人分の光熱費 約50€前後/1ヶ月

・暑い地域の場合:一人分の光熱費(通年)22€~25€前後/1ヶ月 

※ここでは、分かりやすいように1ヶ月分で算出しましたが、スペインでは電気代・ガス代は2ヵ月おきに請求されます。光熱費については、家の広さや家電設備、同居人数、電化製品の稼働時間数などが家庭により変わるため、正確な光熱費を算出するのは難しく、あくまでも目安として参考にしていただければと思います。

食費及び生活にかかる雑費

食事付きのホームステイや学生寮の場合は、食費が別にかかることは無いと思いますが、ピソを数人でルームシェアし自炊する場合には、食費や生活に必要な雑費なども考慮する必要があるでしょう。

スペインの通貨がユーロになってからスペインの物価もかなり上がったと言われていますが、それでも日本の物価に比べるとスペインは、まだまだ安めだと感じます。

物によっては、円高や円安の影響で日本と変わらない価格、もしくは少し高くなったり安くなったりすることもありますが、スーパーで売っている食材の価格は、日本に比べるとまだまだ安いです。

●自炊する場合の食費及び雑費の目安:一人分50€前後~100€/1週間分

自炊の場合、購入する食材などは人によって異なるでしょうし、1年間のスペイン留学費用をなるべく抑えるため食費を切り詰めたいという方、せっかくなのでスペインの食材を色々と満喫したいという方など色々だと思います。

50€で2週間分の食費という方もいるでしょうね。特に食品の価格が安いスペインでは、一人分の食費が1週間100€は、かなりの贅沢ができると思います。

ちなみに、私は現在、夫と子供2人を含む4人家族ですが、1週間に1度の頻度で1週間分の食品・雑貨を購入しますが、大体80€~90€ぐらいかかります。特に切り詰めているというわけでもありませんが、1週間分の買い出しで100€を超えることはあまり無いですね。

●外食費:一人10€~30€/1回の食事につき

外食の場合、どこで食事をすますのかによりますが、バルのランチメニューは大体10€前後、ファーストフードでも10€あればおつりがくるでしょう。

食事をするレストランにもよりますが、友人と何人かでレストランで食事を取った場合は、おそらく飲み物代込で一人20€~30€くらいが割り勘の相場かなと思います。

交際費

せっかくスペインに留学しているなら、是非体験して楽しんでいただきたいのがバル巡りでしょう!

スペイン人のライフスタイルから切っても切り離せないスペイン特有の食文化を支えるのがバルです。バルでは、朝食、昼食、夕食、全て取ることができます。

留学期間中には、バルで朝食を取ったり、友人と夜バル巡りをしながらタパスを楽しんだり、バル・デ・コパと呼ばれるアルコールだけを出す夜遅くまで営業しているバルをハシゴしながら友人とナイトライフを楽しむ機会がスペインにいれば必ずあるでしょう。

語学学校でだけでは学べない、生きたスペイン語を学ぶには、バルは持ってこいの場所です。

さて、気になる交際費ですが、毎日飲み歩くことは無くても週末に限り、週に1,2回程度友人とバルに出かけるなんてことは、スペインで留学していたらあると思います。

スペインでは、友人同士と何人かで夜出かける時のパターンとしては、最初は、食事もできるバルを何軒かハシゴし、お腹がいっぱいになり夜も更けたころ大体0時以降、バル・デ・コパと呼ぶアルコールを主に出すバルへ移動するというのが一般的。

バル・デ・コパも何軒がハシゴし、その後ナイトクラブへ移動し翌朝まで飲み明かす、踊り明かすというのが学生のナイトライフの流れですが、支払いはどうするのかというと、スペインでは2つのパターンがあります。

1つ目のパターンは、スペイン語で「Poner bote(ポネール ボテ)」と言われる方法です。

じゃあ今夜皆で飲みに行こう!という話になり5人ぐらい集まるとします。5人以上集まると大体は、Poner boteのパターンになります。

「Pnemos bote de 5€ o 10 €!(一人5€か10€づつ出そうよ)」「OK」となり、大体友達が集まった時点で一人5€か10€を最初に徴収しておき、そのお金でバルをハシゴするのです。そして、持ち金が無くなってきたところでまた再度5€~10€を追加で出すといった感じです。

2つ目のパターンは、スペイン後で「Pagar una ronda(パガール ウナ ロンダ)」と言われる方法です。

このパターンは、飲みに行くメンバーが通常5人以下で2,3人集まった場合にPagar una rondaのパターンになります。

「Aquí pago yo, tú paga siguiente ronda (ここは私が払うよ、次は君が払って)」「OK」といった感じになります。このパターンは、一人が全員分を払い、次のバルでは別の人が全員分を払います。

不公平にならないように全員同じ回数は、支払うようにお互いに気を配る必要があります。おごられっぱなしにならないように、「Yo pago siguiente ronda!(次は私が払うよ!)」と積極的に言う必要もあります。

特にスペイン人も一緒にバルにでかける場合は、上記の2つのパターンのどちらかでバルをハシゴすることになるので、バル巡りには必須のスペイン語です。是非使ってみて下さいね!

スペインバルについてはこちらの記事もご覧ください。⇒【やっぱりグルメ!半日でもスペイングルメは堪能しておきたい!!】

その他

●航空券代:エコノミークラスの往復航空券一人15万円~20万円前後(航空会社による)

長期留学の場合の航空券購入については、こちらの記事もご覧ください。⇒【長期留学(3か月~1年以上)持ち物リスト 渡航に必要な書類 往復の航空券】

国際線航空券の検索は、こちらをご覧ください。

●海外旅行保険代:1年間の保険代一人20万円前後

今回は、こちらの保険比較サイトを参考にしてみました。⇒ i保険 海外旅行保険比較サイト

海外旅行保険は、取り扱う保険会社も保険の種類も多いため何を決めてに選べばよいのか迷うところですよね。まずは気になる保険代だと思いますが、内容もしっかり比較したいところです。

海外旅行保険は掛け捨ての為、なるべく保険代は安く済ませたいところですが、保険だけはしっかりと内容を把握したうえで選んでいただきたいモノの一つです。

1年間の留学には、保険加入が義務付けられています。保険加入していない場合は、学生ビザ及び現地での滞在許可書の申請もできないからです。

また、留学のための学生ビザを申請する際、加入する海外旅行保険について、スペイン大使館から

『海外旅行保険。滞在中の傷害・疾病における死亡・治療及び日本への一時帰国をカバーするという記載内容の保険に加入していることを証する証明書。希望滞在期間をカバーしていること。クレジットカードに含まれているものは不可』という条件があります。

保険を選ぶ際には、この条件を満たしている保険を検討しているかどうかも確認してみてくださいね!

詳しくは、駐日スペイン大使館の公式サイト・留学研究査証についての事項を確認してみて下さい。

保険については、こちらの記事もご参考に!⇒【渡航に必要な書類 海外旅行傷害保険の保険証書】

●残高証明

保険に同じく、ビザ申請時、現地での滞在許可書申請時に必要になってくるのが残高証明です。

学生ビザでスペインに滞在する場合、労働は許可されていない為、現地で労働することなく生活ができるという証明が必要になるからです。

駐日スペイン大使館の公式サイトにある留学研究査証申請の為の必要書類項目を下記に一部抜粋したいと思います。

『経済能力を証明するものとして、日本からの往復の経費と月額 537.84 ユーロ相当額以上(宿泊費も含まれる)のスペインでの滞在費を支弁する能力を証する以下の書類。金融機関または郵便局が発行した残高証明書』(2020年5月現在)

と、あるように現地の滞在費として、【月額 537.84 ユーロ相当額以上 Ⅹ 滞在月数】は最低でも証明できるだけの貯蓄額も必要になることがわかると思います。

詳しくは、駐日スペイン大使館の公式サイト・留学研究査証についての事項を確認してくださいね!

 

1年間のスペイン留学に必要な費用は、上記の項目を合計していくことで大体の目安の留学費用が割り出せるのではないかと思います。

私がスペイン語留学をしていたのは、もうかれこれ10年以上昔のことで、当時かかった留学費用は、現在の留学費用とはかなり違い、全く参考にならない為、これからスペイン留学をする場合どれくらい費用がかかるのかリサーチしてみました。

スペイン留学を目指してこれから準備される方のお役に少しでも立てていれば嬉しいです。